「中傷やめろ」と北朝鮮 賛成１００％の代議員選への疑念に反発

　北朝鮮は１１日、２月の南北次官級協議で合意した相互中傷の中止の履行を韓国側にあらためて求める談話を出した。北朝鮮が「賛成票が１００％だった」とする最高人民会議（国会）代議員選挙について、韓国で疑念が出ていることなどに反発している。朝鮮中央通信が１２日伝えた。

　談話は次官級協議の北朝鮮代表団の報道官名義。「相手方の尊重と、合意の誠実な履行」が南北関係改善に必要だと主張。北朝鮮を非難する宣伝ビラ散布を韓国政府が規制することも要求した。（共同）