全日空は10日、同社の会員9人が保有していた計約112万マイルが、知らない間に不正交換されたとみられると発表した。会員用ホームページへの不正アクセスの可能性があるという。
全日空によると、9日以降、4人の顧客から「身に覚えのない交換履歴が表示されている」と申し出があり調査。7~9日に、外部のサイトで音楽や映画などの有料ダウンロードに使える電子コードに交換されていることが確認された。
他に5人が同様の被害に遭っていたことも判明。112万マイルは、最大で約65万円分の電子コードに相当する。コードが実際に使用されたかどうかは確認されていない。
全日空は10日、電子コードへの交換サービスを停止。会員にパスワード変更を呼び掛けている。
マイルの交換サービスをめぐっては、日航でも2月、会員40人が保有する計数百万円分のマイルが無断交換されている。