独のロシア天然ガス依存が「欧州を危険にさらしている」 ポーランド首相 | 毎日のニュース

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 ポーランドのトゥスク首相は10日の記者会見で、ウクライナ情勢について、ドイツがロシアの天然ガスに大きく依存している状況が欧州を危険にさらしていると語った。

 ポーランドはウクライナの隣国である上、歴史的な経緯から反ロシア感情が強く、欧州連合(EU)による対ロシア制裁の発動を強く求めている。

 ドイツはこれまで制裁に慎重な姿勢を示してきた。メルケル首相は12日、ワルシャワを訪れ、トゥスク氏と会談する予定。トゥスク氏はエネルギー政策を話し合い、ロシアへの依存度を下げるよう求める方針だ。

 ドイツは天然ガスの3分の1をロシアから輸入している。トゥスク氏は会見で「ドイツがロシアのガスに依存していることにより欧州の主権が制限されている」と強調した。(共同)