最後はネットにかけた早川がコート上に大の字になった。男子ダブルスで2年連続決勝に進出した早川、遠藤組は2ゲームとも19点を奪ったが、日本男子初の快挙にあと一歩届かなかった。遠藤は「また2位かという悔しい気持ちの方が大きい」と残念がった。
まばたきする間もないほど低く速いラリーで対抗したが、第1ゲームで終盤に6連続失点し、流れを手放したことが痛かった。2009年に結成した27歳コンビは世界ランキング2位で、地力は十分。世界選手権が始まる以前は世界一を決めた大舞台で頂点を逃したが、早川は「自信にはなっている」と成長を実感した様子だった。(共同)