女子1000メートルは、有力選手が少ない前半に登場した張虹(中国)が、驚異的なタイムで金メダルをつかんだ。優勝が決まると跳びはねて喜んだ。上下動が激しい独特のフォームで一歩一歩力強く氷をとらえて加速し、終盤も抜群に伸びた。後半に滑走した優勝候補のリチャードソン(米国)らはタイムを伸ばせず、トップを守り抜いた。
中国黒竜江省出身。ワールドカップ(W杯)の優勝は地元で行われた2012年12月のハルビン大会の一度だけという25歳のスケーター。2周目からの強さは目を引くものがあったが、課題の序盤も磨きをかけて大一番で頂点に立った。(共同)