ブラジルのリオデジャネイロで6日、バス料金の値上げに反対する抗議デモを取材していた地元テレビ局の男性カメラマン(49)をロケット花火が直撃する事件があり、このカメラマンは、その後、病院で脳死と判定された。ブラジルのメディアが10日、伝えた。
昨年に比べれば規模は小さいが、ブラジルでは現在も、しばしば抗議デモが起きている。サッカーのワールドカップ(W杯)の開幕を6月に控え、あらためて観客らの安全確保への懸念が広がりそうだ。
花火はデモ参加者が発射したとみられる。発射した人物に花火を手渡したという若い男が警察に出頭し、逮捕された。(共同)