インラック政権打倒を掲げる反政府デモが続くタイの首都バンコクで8日、北部の政府合同庁舎前に反政府派が構える拠点で相次いで爆発があり、地元メディアによると、反政府派の計4人が負傷した。
未明にあった爆発は、何者かが爆発物を投げ込んだとみられ、警備をしていた2人が負傷。発砲音もしたという。夕方には手榴(しゅりゅう)弾が撃ち込まれ、さらに2人がけがをした。
市内各所に設置された反政府派拠点では、散発的に爆発や発砲が続いている。反政府派は政府側の犯行だと批判する一方で、政府側からは「反政府派の自作自演」との声も出ている。(共同)