内戦が続くシリアの激戦地、中部ホムス旧市街への国際人道支援物資の搬入が8日、開始された。7日から「3日間の人道的停戦合意」が成立したとされたが、8日は戦闘が散発的に発生、支援物資を運び込む途中の車両も攻撃を受け負傷者が出た。中東の衛星テレビなどが報じた。
国営シリア・アラブ通信によると、支援物資を運び込もうとしたトラックのうち2台が、反体制武装勢力による迫撃砲の攻撃を受け、4人が負傷した。食料や医薬品などは旧市街に届けられたという。
反体制派地域の旧市街には約2500人の住民が残っているとされ、赤新月社によると、1年以上、支援物資が届いていなかった。(共同)