関東甲信に記録的な大雪をもたらした低気圧の雨雲の中心は東北に移り、東北の太平洋側では9日、強い雪が降った。
交通機関への影響は9日午前も続き、国内線は日航、全日空が羽田発着便を中心にそれぞれ100便以上の欠航を決めた。鉄道は東北、山形、秋田の各新幹線が上り11本、下り13本を運休。在来線も湘南新宿ラインや総武快速線などが運転を見合わせた。
気象庁によると、東北では断続的に雪が続き、9日朝までにいずれも最大で仙台市35センチ、福島市44センチの積雪を観測。宮城県女川町では風速16.9メートルの強い風も吹いた。
関東甲信各地の8日の最大積雪量は千葉市で1966年の統計開始から最多の31センチ、東京都心で27センチだった。