【上海=河崎真澄】中国国家統計局と中国物流購買連合会が1日発表した製造業の1月の景況感を示す購買担当者指数(PMI)は50・5と、前月比0・5ポイント下降した。景気判断の分かれ目となる50は上回ったものの2カ月連続で悪化。50・3だった2013年7月以来の低水準となった。
中国のPMIをめぐっては英金融大手HSBCが1月23日に発表した独自算出の速報値が6カ月ぶりに50を割り込んだため、中国経済への先行き懸念から世界的株安の一因となった。国家統計局の発表でも中国の製造業が弱含んでいることが裏付けられた格好だ。