冬季五輪開幕を7日に控えたロシア南部ソチで1日、条件付きでデモや集会を行える「抗議ゾーン」を使った初の集会が開催された。ロシア共産党が呼び掛けた集会に8人が参加し、高齢者の待遇向上を訴えた。
プーチン大統領は昨年8月、治安強化を理由に、五輪期間中を中心にソチでのデモや集会を全面禁止する大統領令に署名。しかし、今年に入り、ソチ市や治安当局の同意があれば集会などを認める大統領令に署名し規制を緩和していた。
抗議ゾーンは五輪メーンスタジアムなどがある五輪公園から約20キロ離れたソチ市内のホスタ地区にある。
ソチ市役所によると、1日現在、抗議ゾーンの使用申請は他にないという。申請できるのはロシア国民だけで外国人には認められていない。(共同)