米西部ニューメキシコ州ロズウェルの中学校で１４日午前８時（日本時間１５日午前０時）ごろ、銃撃事件があり、撃たれた男子生徒１人が重体となり、女子生徒１人も重傷を負った。拘束された容疑者は同じ学校に通う男子生徒（１２）。ＡＰ通信が伝えた。
同州のマルティネス知事の発表によると、容疑者の生徒は、ほかの生徒が集まっていた体育館で楽器ケースから散弾銃を取り出し、２人を銃撃した。学校関係者が説得し、やめさせたという。動機は不明だが、撃たれた男子生徒を狙っていたとの情報もある。
ロズウェルは人口約５万人で、農業や牧畜が盛んな地域。
米国では、学校での銃犯罪が多発。一昨年１２月にはコネティカット州の小学校で男が銃を乱射し２６人を殺害したほか、昨年１２月にもコロラド州の高校で生徒１人が撃たれ死亡、容疑者の生徒も自殺する事件が起きている。（共同）