みんなの党の渡辺喜美代表は13日、細川護煕(もりひろ)元首相が東京都知事選への出馬を決意したことに関し、「細川さんは億単位のお金で首相を辞めた経緯がある。当然、説明も必要だ」と述べ、首相在任時の資金問題について明確にするよう求めた。大阪府豊中市で記者団の質問に答えた。
細川氏は、首相在任時に東京佐川急便から1億円を借り入れていた問題を野党だった自民党などに追及され、平成6年4月、問題への明確な説明がないまま退陣した。
渡辺氏はまた、猪瀬直樹前知事が医療法人「徳洲会」グループからの資金提供で辞任したことから「『政治とカネ』の問題は知事選の争点にならざるを得ない」と述べた。