タイのインラック政権打倒を訴える反政府派は13日、「バンコク封鎖」を合言葉に首都の交通網をまひさせることを目指す大規模デモを開始した。政権への圧力を強め、2月の総選挙実施を阻止する狙い。政府は計約2万人の警官や兵士を動員して警戒を強めており、衝突による混乱拡大も懸念される。
インラック首相の兄で、国外逃亡中のタクシン元首相の帰国を実現可能にする恩赦法案が発端となった反政府デモは、再び大きな節目を迎えた。
反政府派は、日本大使館近くのルンピニ公園など市内7カ所に抗議行動の拠点となるステージを設置。その他十数カ所の交差点や道路を封鎖する。日本人学校を含む多くの学校は同日、臨時休校した。(共同)