【ネットろんだん】新幹線遅延 公共マナーで議論白熱、「終点」は? | 毎日のニュース

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 お正月の3日に東京のJR有楽町駅付近で起きた建物火災の影響で、運行が大幅に遅れた東海道新幹線。Uターンラッシュを直撃した混乱はネットにも“延焼”し、鉄道マナーをめぐる白熱した議論に発展している。閉鎖的空間で他人との密集を強いられる鉄道などの公共交通機関は、社会の「公共性」を考える格好の素材となっているようだ。

 「ちょいと新幹線の車掌さんよ!」-。議論の“火だね”となったのは、3日の火災の影響で混雑する新幹線に乗り合わせた女性のツイッター投稿だった。

 女性は車内で立っていた子連れや年配客をグリーン車の空席に座らせるよう車掌に提案したが、断られたと告白。「やさしくなーい」「こんなときの規則なんてグシャグシャしてポイじゃ」などと書き込んだ。

 これに対して主に寄せられたのは「反論」だった。「座りたい人は新幹線内で差額を払って座ればいいのでは」「過剰要求」「そもそもそんな状況でグリーン車に空席があったのか」…。女性の発言はまとめサイトなどを通じて拡散。女性の父が国会議員である可能性が指摘されたことも手伝って、否定的な反応が相次いだ。