【モスクワ=佐々木正明】ロシア南部スタブロポリ地方ピチャゴルスクで27日夜、交通警察の建物付近に停車していた車が突然、爆発。現場近くを歩いていた通行人3人が死亡した。
治安当局はテロの可能性もあるとみて、捜査を開始。車の中に手製の爆破装置がしかけられてあったのを確認した。地元メディアによると、爆発の威力は大きく、周囲の建物の窓ガラスが割れたほか、爆音は約5キロ離れた地点でも鳴り響いたという。
ピャチゴルスクは来年2月に冬季五輪が開催されるソチから東方約270キロにある人口約20万人の都市。五輪開催阻止のため、テロ活動を続けるイスラム過激派に対し、治安当局が掃討作戦を展開している北カフカス地域内にある。