入力情報を無断で送信 中国製の日本語ソフト 漏えい注意呼び掛け | 毎日のニュース

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 中国のインターネット検索最大手「百度」が無償提供する日本語入力ソフト「バイドゥIME」を使ってパソコンに入力した文字情報が、無断で国内にある同社サーバーへ送信されていることが情報セキュリティー会社「ネットエージェント」(東京)の調査で、分かった。同社の杉浦隆幸社長は「入力したIDやパスワード、機密情報などが漏えいする恐れがある」として、使用時に注意するよう呼び掛けている。

 バイドゥIMEは、入力したひらがなを漢字やカタカナに変換するソフト。ネットでダウンロードできるが、他社製品と一緒にダウンロードされてしまう場合がある。ネットエージェントによると、初期設定の説明ではパソコンの情報を外部に送信しないとしているが、利用者が打ち込んだ文字情報やパソコン固有のIDなどが百度のサーバーに送信されていた。

 バイドゥがスマートフォン向けに提供している「Simeji(シメジ)」という日本語入力ソフトも同様に情報を外部に送信しているという。