台風30号により多数の死傷者が出たフィリピンに対し、各国は11日までに相次いで支援を表明、緊急救援チームが続々と現地入りを始めている。日本も東日本大震災の被災地支援の教訓を生かして救援に当たる。
日本政府は11日、医師や看護師、薬剤師からなる国際緊急援助隊の医療チーム約25人を派遣。10日には外務省と国際協力機構(JICA)の職員計2人で構成する調査チームも派遣した。
在沖縄米軍は10日、約90人の海兵隊員と支援物資を乗せたKC130輸送機2機を普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)からフィリピンに派遣。物資輸送に加え、洋上での捜索活動を行うため、MV22輸送機オスプレイも投入した。(共同)