レール幅データ改竄か JR北海道、緊急調査 | 毎日のニュース

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 レール幅などの異常の放置が北海道全域の270カ所で見つかったJR北海道は11日、現場の一部の部署で計測したレール幅などのデータが改竄された可能性があるとして緊急調査を始めたと明らかにした。現場のデータと本社が把握している数値が食い違っている可能性があるという。同社の笠島雅之工務部長は報道陣に「改竄の可能性も含め調査している」と述べた。

 同社によると、11日までに、外部からレールのデータに関する情報が寄せられたという。

 同社によると、特急などが走る本線のレールはグループ会社などが特殊車両を使って計測し、データは直接、本社と保線所に送られる。一方、列車の待機などに使う副本線では保線員が線路を歩いて調べ、レールが分岐するポイント部分も手作業で計測。さらにこのデータを人的にとりまとめて報告するなどしている。

 国交省は10月に2回、同社に行政指導に当たる「改善指示」を出している。