トイレの掃除は気乗りがせず、つい後回しにしがち。手軽さを求める消費者の声に応え、さっと一拭きできれいにできたり、水を流すだけで便器を清潔に保てたりするクリーナーや、こびり付いた黒ずみを簡単に落とせる洗浄剤が人気だ。
ライオンの「ルックまめピカ トイレのふき取りクリーナー」は、トイレットペーパーに洗浄液をスプレーして拭き掃除に使う。ペーパーを破れにくくする成分を配合したのが特徴。さっと拭き取るだけで便器の汚れをしっかりと落とせる。９月には抗菌成分を配合し、嫌な臭いの発生を防ぐタイプも発売。いずれも２１０ミリリットル入りで想定価格は３７６円。
便器の水を流す際に自動的に掃除をしてくれるのは、ジョンソンの「スクラビングバブル トイレスタンプクリーナー」だ。スティック状の本体で便器の縁にジェル状の洗浄剤を貼り付けると、流れる水の勢いで成分が全体に行き渡る。１週間ほど洗浄効果が続き、計６回使える。香りは「フレッシュソープ」「クリスタルシトラス」など４種類あり、実勢価格は３５０円前後。
小林製薬の「トイレ洗浄中 さぼったリング」は、水洗トイレの水際に輪のようにできる黒ずみを落とす粉末タイプの洗浄剤だ。黒ずみは１～２週間掃除をしないとできてしまうといい、ブラシでこすってもなかなか落ちない。粉末を便器に投入すると泡状の洗浄成分が発生し、こすらなくても汚れを落としてくれる。３包入りで希望小売価格は３７８円。