中国3中総会、中学生まで警備に動員、厳戒態勢の北京 | 毎日のニュース

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 中国共産党の重要会議、第18期中央委員会第3回総会(3中総会)が開催中の北京市で治安当局は連日、各地に部隊を配置し厳しい警戒態勢を敷いている。街には治安ボランティアとして中学生まで動員された。

 関係者によると、市当局は市部を取り囲む郊外の環状道路「5環路」内は特例を除いて北京ナンバー以外の車両の立ち入りを禁止。警察は各所に検問所を設置し、厳重に積み荷をチェックしていた。中心部の目抜き通り「長安街」では中学生らが通行人を監視していた。

 開幕日の9日に陳情者数百人が押し掛けた陳情を受け付ける国家信訪局前でも多数の治安当局者が警戒。内モンゴル自治区から来た女性は「陳情者は誰も近づけない。何のための受付機関なのか」と不満を漏らした。

 直前に天安門前や山西省太原市の党施設前で相次いで暴力事件が発生。再発防止を厳命されている治安当局は、通常の重要会議の際以上に神経をとがらせているもようだ。(共同)