社会安定へ経済改革討議 少数民族対策も 中国共産党 3中総会開幕 | 毎日のニュース

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 【北京=矢板明夫】中国共産党の重要会議である第18期中央委員会第3回総会(3中総会)が9日、北京市内で開幕したもよう。昨年秋に発足した習近平政権は2年目を迎え、今回の総会で具体的な政策指針作りに着手する。

 土地バブルや「影の銀行(シャドーバンキング)」の対策を含む経済改革案などが中心議題になると中国メディアが伝えており、経済の安定に向け、どのような政策を打ち出せるかが注目される。会議は12日まで開かれる予定という。

 会議開幕の直前、北京で天安門前の車両突入事件と、山西省で共産党庁舎を狙った爆発事件が相次いで発生したため、治安や少数民族対策などについても話し合われるとみられる。開幕前日の8日から、北京市内で厳重な警戒態勢が敷かれ、北京南駅付近に集まる多くの陳情者が公安当局に拘束された。