米航空宇宙局(NASA)は8日までに、彗星のような尾を6本持ち、回転しているように見える小惑星の姿をハッブル宇宙望遠鏡で初めて捉えたと発表した。火星と木星の間にある小惑星帯の中で見つけた。
本体は幅約430メートルの塊で、回転によって本体の重力ではつなぎ留められなくなった破片が宇宙空間に投げ出され、尾になっているとみられる。少なくとも5カ月にわたって断続的に破片を放出しているようだ。小型の小惑星が寿命を終える際によく起きる現象かもしれないという。
この小惑星は約2億年前に、より大きな小惑星の衝突でできたとみられる。