ご好評いただいた「新帝国時代第6部 歴史認識の蹉跌」はきのう終了し、シリーズもいよいよ最終盤になりました。
第6部では、記者が米西海岸に長期取材し、在米中国人や韓国人が仕掛けているすさまじいばかりの「歴史認識戦争」を紹介しました。「戦争」を仕掛けている彼ら運動家は、もちろん先の大戦を経験したことがなく、本国で受けた「反日」歴史教育を太平洋を隔てた米国で“実践”しているわけです。
後半では、中国や韓国での「歴史認識」に関する最新の動きを追いましたが、事態は悪化の一途をたどっています。日本でも「無知」と贖罪(しょくざい)意識から両国の動きに迎合する動きがあるのは嘆かわしい限りです。
この問題に特効薬はありません。ただ、彼らのウソを見逃さず、指摘し続けていくことも日本の新聞の役割だと考えています。(編集長 乾正人)