暮らしの中で起きる事故の原因を究明する消費者安全調査委員会(消費者事故調)が、平成24年10月に神奈川県平塚市の機械式立体駐車場で車が挟まれた物損事故を調査対象に選んでいたことが12日、消費者庁関係者への取材で分かった。
関係者によると、対象の事故は平塚市内のマンションで発生。上下2段式の立体駐車場に車を駐車後、車を載せる台が下降し始め、車のドアが挟まれて大破した。事故調は、多段式の構造で挟まれるケースが多く、この事故は国土交通省が調査していないため、再発防止策を検討するために独自調査を決めた。事故調は今年7月に立体駐車場事故の調査を始めたが、どの事故を選んだかは公表していなかった。