「みずほ捜査」と詐欺 高齢女性5百万円被害 | 毎日のニュース

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 京都市左京区の80代の女性が、警察官を装った男らに「みずほ銀行に警察が入っている」などとうそを言われ、口座から引き出した現金500万円をだまし取られる被害に遭ったことが12日、分かった。京都府警下鴨署が明らかにした。

 みずほ銀行が暴力団関係者へ融資していた問題をめぐり、警視庁が捜査に乗り出していることを利用したとみられ、下鴨署は注意を呼び掛けている。

 下鴨署によると、女性宅に11日午前11時ごろ、京都府警の警察官を装った男が「みずほ銀行に警察の捜査が入っている。預金を別の銀行に移した方がいい」と電話。その後、銀行協会の職員を名乗る男から「職員を行かせます。夕方には新しい通帳とカードを届けます」と電話があった。

 女性は、銀行口座から現金500万円を引き出し、午後3時ごろに自宅に来た20歳くらいの男に手渡した。男は黒のスーツに白いシャツとネクタイ姿で、黒縁の眼鏡を掛けていた。