スマホで見ても青かった 気球で成層圏から地球撮影 | 毎日のニュース

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 名古屋文理大(愛知県稲沢市)と蒲郡市生命の海科学館(同県)が気球にぶら下げた米アップルのiPhone(アイフォーン)を使って、高さ約2万5千メートルの成層圏から地球を撮影、機器の回収にも成功した。

 最高点で撮影された動画には、真っ暗な宇宙と青々とした地球との境目が描くカーブがくっきり。渥美半島や志摩半島も映っていた。既にネット上で公開されている。

 名古屋文理大の佐原理助教と学生らが昨年、プロジェクトを企画。名古屋大の協力を得て、空気より軽いヘリウムガスを充填した気象観測用気球(直径約1・8メートル)の内部に、少量のガスが入った気球を入れるダブルバルーン方式を採用した。

 気圧が下がって外側の風船が破裂すると、内側の気球にぶら下げた撮影機器がゆっくりと落下、回収できるようにした。