人気アイドルグループ「AKB48」の中国・上海版「SNH48」に加わった宮沢佐江さんと鈴木まりやさんが11日夜、初めて上海で公演に参加した。
上海市中心部にある専用劇場で公演が始まると、400人近いファンが絶叫するようにメンバーらに声援を送った。取材に応じた宮沢さんは「本当にお待たせしましたという気持ち」と感無量の様子。鈴木さんも「AKBや日本にも興味を持ってくれていることに感謝しています」と話した。
中国各地のオーディションで選ばれたメンバーでつくるSNHは昨年10月に結成。宮沢さんら2人は翌11月に合流した。しかし、今年1月に上海で行われたデビュー公演では「(出演のための)ビザ(査証)が発行されていない」(運営会社)との理由で舞台に上がれず、活動は練習などに限られていた。日中関係の悪化が響いたとみられる。(共同)