核管理の米少将免職 「指導力への信頼失う」 | 毎日のニュース

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 米空軍は11日、核ミサイルを管理する第20空軍(司令部・ワイオミング州)トップのマイケル・キャリー少将を「指導力と判断力に対する信頼を失った」として免職処分にしたと発表した。

 免職に至った具体的な理由は明らかにしていないが、AP通信は飲酒が関係しているとの見方を伝えた。米軍では9日にも核戦力などを統括する戦略軍の副司令官(海軍中将)がギャンブル上の不正行為により解任、降格処分とされたことが明らかになっており、核管理部門で不祥事が続いている。第20空軍は戦略軍と空軍地球規模攻撃軍団の指揮下にあり、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射管理を担う三つの航空団を所管している。

 同軍団のジェームズ・コワルスキ司令官は「第20空軍は安全かつ確実な方法で核抑止の任務を遂行している」との認識を示した。(共同)