米国防総省は10日、カーター副長官が本人の希望により12月4日付で辞任すると発表した。ヘーゲル長官は「やむなく辞意を受け入れた。彼は優秀な戦略家で管理者だ」とする声明を出した。
カーター氏はクリントン政権下で国防次官補を務め、北朝鮮核危機や米朝枠組み合意に関与。ハーバード大教授などを経て、オバマ政権発足後の2009年に国防次官に就任、日本も導入する最新鋭ステルス戦闘機F35の開発計画などに携わった。
11年には国防総省ナンバー2の副長官に昇格し、国防予算削減への対応を取り仕切った。辞任の理由や今後の身の振り方については明らかにしていない。(共同)。