【原発汚染水】傾きタンク漏洩事故 規制委レベル0評価 東京電力福島第1原発の「B南」と呼ばれるタンク群内で傾いたタンク1基から汚染水約430リットルが漏れた事故で、原子力規制委員会は9日、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の一番下に当たる「レベル0」と暫定評価した。漏洩(ろうえい)は2日に判明した。 「H4」タンク群の1基から汚染水約300トンが漏れた事故に比べ、放射性物質の漏洩量が数万分の1と推定されることが理由。漏れた汚染水は排水溝などを通じて外洋に流出したとみられるが、海への影響は確認されていないことも理由として挙げた。