韓国防衛事業庁は24日、2017年の実戦配備を目指す次世代戦闘機の選定委員会を開き、最終候補だった米ボーイングのF15SEの採用案を否決、選定作業を一から見直すことを決めた。
F15SEは唯一予算枠内に収まる機種として委員会に提出されたが、レーダーに探知されにくいステルス機能が低いとの懸念が空軍などから出ていた。
同庁は「戦力の空白を最少化するため迅速に事業をやり直す」としているが、専門家からは実戦配備が1~2年ほど遅れるとの指摘が出ている。
次世代機導入は、韓国が北朝鮮の脅威に対応するため、総事業費8兆3千億ウォン(約7700億円)で60機の購入を予定していた。(共同)
日本の次世代戦闘機「F35」は開発遅れ