【モスクワ=佐々木正明】国際環境保護団体グリーンピースの活動家らがロシアのバレンツ海沖を船で航行し、建設中の海上石油掘削基地に立ち入った事件で、拿捕(だほ)した船を調べていた露治安当局は9日、船の中から「けしの茎」か「モルヒネ」とみられる麻薬成分の入った物質を発見、押収したと発表した。
一方、グリーンピースは同日、声明を出し、押収されたのは航海上、義務づけられている医薬品であり、違法薬物ではないと主張。海賊行為容疑で活動家30人を逮捕したことに対する国際的な批判をそらすための、露当局による「でっちあげだ」と反論した。
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