東アジアサミット出席のためブルネイの首都バンダルスリブガワンを訪問中のラブロフ・ロシア外相は、10日付の政府系紙「ロシア新聞」掲載のインタビューで、シリアのアサド政権が10月末までに同国の化学兵器に関するさらに詳細な情報を化学兵器禁止機関(OPCW)に提出する方針だと明らかにした。
OPCWの専門家は既にシリアが提出した情報については「現段階としては極めて適切」と評価しているという。
一方、タス通信などによると、ラブロフ氏は9日、ケリー米国務長官と同サミットの夕食会の場で非公式に意見交換した。シリア問題がテーマとみられる。2人は7日にインドネシア・バリ島で会談したばかりだが、ラブロフ氏は「米側は(ロシアと)定期的な対話を続けることが不可欠だと感じている」と述べた。(共同)