群馬県群馬町(現高崎市)の住宅で1998年1月14日に一家3人が殺害された事件で、群馬県警は14日、事件発生日に合わせてJR高崎駅で、指名手配中の小暮洋史容疑者(44)の情報提供を呼び掛けるチラシやティッシュを配った。毎月14日に同様の呼び掛けをしていく予定。
チラシには96年時の小暮容疑者の顔写真や、似顔絵を掲載。捜査本部には、事件発生から今年8月末まで「似た男を見た」など約1100件の情報が寄せられたが、解決に結び付く有力な情報はつかめていない。
県警は7月、新たに爪をかむ癖があることなどを盛り込んだ情報提供を呼び掛けるDVDを作成、公共施設などに配布した。
小暮容疑者は仕事を通じて知り合った女性にストーカー行為を繰り返し、女性宅で祖母を絞殺、帰宅した両親を刺殺した疑いが持たれている。