暑さが厳しい地域ほど冷房の設定温度も高め-。気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)がこの夏の猛暑について、こんな調査結果をまとめた。平均設定温度が最高だったのは高知県の26・98度で、猛暑に「うんざり」と答えた人も74・5%で最も多かった。
同社の携帯電話サイト利用者らを対象にして8月15~19日に調査。暑さについて「うんざり」「ちょっと無理」「まだいける」「超余裕」から選んでもらい、冷房の設定温度なども聞いた。項目により1万9千~2万8千人が回答した。
同社によると、うんざりと答えた割合(うんざり率)や設定温度の上位は暑さが厳しかった西日本が占めた。設定温度の最低は北海道の24・89度で、うんざり率も16・8%と最も低く、同社は「暑い所では設定温度が高くても涼しいと感じるためではないか」と説明している。