日印で第三国共同開発 石油・天然ガス 年内に検討会 | 毎日のニュース

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 【ニューデリー=岩田智雄】インドを訪問中の茂木敏充経済産業相は12日、ニューデリーでインド計画委員会のアルワリア副委員長と会談し、両国が、インドおよび第三国で石油と天然ガスを共同開発することで合意した。

 資源探査と生産活動で協力し、アフリカや南米などで権益確保を目指す。年内に具体的な検討会を始める。「日印エネルギー対話」の第7回会合で合意文書に署名した。

 次世代資源「メタンハイドレート」についても、インド周辺海域の地質データ解析や分布エリア推定の研究などで協力を継続し、互いに技術情報を交換していくことで合意した。

 再開した両国の原子力協定交渉については、早期の妥結を目指すことで一致した。ただ、妥結のめどは示されず、茂木氏は記者会見で「いくつかの課題が残っている」と指摘した。

 また茂木氏は、米エネルギー省が、日本企業が関わるLNGの対日輸出計画を認可したことについて「歓迎したい」と述べた。