“少林サッカー”専門校建設へ 映画が現実に 中国、成績向上期待 | 毎日のニュース

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 少林拳発祥の地として知られる中国河南省の少林寺の周辺に、少林拳とサッカーを融合させて教えるサッカースクールを2017年までに建設する計画があることが10日、分かった。少林寺運営関係者が共同通信に明らかにした。

 中国でサッカーは人気の高いスポーツだが、国際試合での成績は低迷気味で、ファンの間でも「日本や韓国に比べて遅れている」との認識が一般的。“少林サッカー”が実現すれば「形勢逆転につながるかもしれない」と期待する声も。01年公開の香港映画「少林サッカー」は少林拳とサッカーを合体させるという斬新な発想が話題となり世界的にヒットした。その影響で中国では少林拳の要素をサッカーに取り入れるべきだとの議論が盛り上がった。

 スクールは同基地と河南省の民間企業が連携して建設。事業費は20億元(約314億円)で、今年2月に基礎工事を始めたという。完成すれば小中学生を中心に約8千人の生徒を募集する計画という。(共同)