8日付朝刊では、中国に進出している大手日本企業の「社外秘」資料などが中国のデータ共有サイト「百度文庫」などに大量に流出しているというニュースを1面などで取り上げた。
同サイトへの情報漏洩(ろうえい)は、サイトからのポイント目当てに、合弁先や取引先などの中国人従業員らが行った疑いもあるとみられている。
ところで、日本ではこのところ、コンビニやファストフード店などのアルバイト従業員らが、店内の冷蔵庫に寝そべったり、食材のソーセージをくわえたりする不適切写真をインターネット上に投稿する問題が相次いで発覚している。
影響の大小はあるにせよ、いずれの問題でも想起されるのは、自らが働く企業への帰属意識の乏しさ、はたまた、収入を得ている場であるという意識の希薄さではないだろうか。(編集長 近藤豊和)