米当局から訴追された米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン容疑者(30)は英紙ガーディアンとのインタビューで、中国やロシアに対して「いかなる情報も渡していない」と明らかにした。同紙電子版が10日、伝えた。
元職員は5月に米国から香港に渡った後、6月23日に空路モスクワに到着。ガーディアンなどによると、香港に滞在していた際、米国家安全保障局(NSA)などの機密情報を保存した4台のノートパソコンを持っていたとされる。
一部の米有力メディアは、中国当局がスノーデン元職員から機密情報を得たと報じたが、元職員はガーディアンに「(中露両政府とも)私のノートパソコンから何も取っていない」と述べ、疑惑を否定した。(共同)