【カナダ列車事故】機関士のブレーキ操作ミスか 死者20人に | 毎日のニュース

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 【ニューヨーク=黒沢潤】カナダ東部ケベック州ラック・メガンティックで6日未明に起きた原油輸送列車の脱線、爆発事故で、列車運行会社の親会社、米レールワールドのブルクハルト社長は10日、機関士が列車を停車させて離れた際、手動ブレーキを適切にかけなかったことが事故を招いた可能性があるとの見方を示した。

 列車は5日夜、機関士が町西郊に停車させて離れた後、無人のまま動き出して脱線。AP通信によると、停車中の列車のエンジンが稼働しているときはブレーキが自動的にかかる仕組みとなっているが、エンジンを止めた場合、手動ブレーキをかける必要があるという。同社長は「機関士がブレーキを適切にかけたかが問われる」と指摘した。

 警察当局は事故原因への言及は避けている。事故では住民20人の死亡が確認されているが、約40人が依然、行方不明のままとなっている。