仙台市青葉区の私立尚絅学院高校で、バレーボール部顧問の30代男性教諭が、女子部員の腰を蹴ったり、「犬以下」などと暴言を吐いたりしていたことが10日、分かった。
同校によると、教諭は昨年秋、練習試合でミスをした女子部員の腰を1回蹴った。さらに、この時期から「何度言っても理解できないのは犬以下」「おまえは学習障害か」などと日常的に個人攻撃したという。
今年5月下旬に女子部員と保護者が担任に相談して問題が発覚、学校の調査に教諭は事実関係を認めた。同校は6月4日付で教諭を減給3カ月、部活動指導停止1カ月の懲戒処分とした。教諭は既に部活動の指導に復帰している。
斎藤公夫教頭は取材に「二度とこのようなことが起きないよう指導を徹底したい」と話した。