米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者=米当局が訴追=について、一部欧米メディアが9日、ベネズエラへの亡命を決めたと報道したが、同容疑者を支援する内部告発サイト「ウィキリークス」は同日、「(元職員は)正式には同国への亡命を受け入れていない」との声明を出した。
ロシア下院のプシコフ外交委員長が同日、短文投稿サイトのツイッターに元職員が「ベネズエラへの亡命を受け入れた」と投稿。直後に削除したものの、情報が交錯していた。
ウィキリークスは亡命先について「しかるべき時が来たら、関係国が発表する」としている。
元職員はモスクワの空港の乗り継ぎ区域にとどまっているとされ、二十数カ国に亡命を申請。ベネズエラのほか、ボリビアとニカラグアが受け入れを表明している。(共同)