私のがんはステージ3か2Bと予測していたが、

診断は2Aだったため心底ほっとした。

 

ステージ2Aは、しこりの大きさが2cm以下、

腋窩リンパ節への転移がある場合、しこりの大きさが2~5cmで、

腋窩リンパ節への転移がない場合に分けられ、私はこれに該当したようだ。

 

治療は乳房温存手術、放射線治療、抗がん剤かホルモン療法

という順で治療になると説明された。

乳がんの治療は日進月歩で、エビデンスに基づき最新最良の治療が

標準治療となっている。内視鏡での手術もできるそうだ。

内視鏡手術は、傷跡が少なく患者への負担も少ないということで、

そちらをお願いした。

 

「セカンドオピニオンを受けますか?」

「いいえ、先生の説明で十分に納得しました」

E医師からは十分な説明を受け理解できたので、

自分自身も選択肢はこれしかないと思った。

納得のインフォームドコンセントであった。

 

手術は、乳腺外科の待ち患者と私の希望を併せていただき、

2か月先の12月22日に決まった。

 

すっきりして病院を後にしたものの、

手術までに乳がんが進行したらどうしよう・・・と、

不安が募って来た。

  

  

     写真;母の手作り手毬 

    

   <1句>

    行く道は標準治療に伴われ