勉強会が終わってから、数日が経った。



それでも、あの日に聞いた言葉が、なぜか頭から離れなかった。


「お金に働いてもらう」


そして、もうひとつ。

「社債」


気になって、スマホで調べてみる。


社債とは何なのか。


どうやってお金が増えるのか。


どんな会社が発行しているのか。


調べれば調べるほど、知らないことばかりだった。


「へぇ……こんなものもあるんだ。」


そんなことを思いながら、数日が過ぎた。



そして、ふと気になった。


――そういえば、あの知人はどこの会社の社債を買っているんだろう。



聞いてみよう。


私は知人にLINEを送った。




「ちなみに、どこの会社の社債を買ってるんですか?」



すると、しばらくして電話がかかってきた。



「もしもし?」



電話の向こうから、知人の声が聞こえる。


そして、開口一番。



「今度の27日、空いてる?」




突然の質問に、私は少し戸惑いながら答えた。


「27日ですか? 空いてますよ。」



すると知人は、少し興奮したような声で続けた。



「実はね、勉強会があるんよ。」


「勉強会?」



「そう。予約開始してから、たった2分で席がいっぱいになるくらい人気の勉強会なんだけど……


そこで、社債の会社についての説明も聞くことができるから、よかったら来てみない?」


私は、迷うこともなく

「行きます!」


そう答えていた。