その後の篆刻の作品をご紹介


前回こちらをアップしましたが…
これは上海のランドマーク
<陸家嘴>の高層ビル群
因みに2016年にオープンした
上海タワーが出来る前のデザインはこちら
“上海三兄弟”が有る方が
デザインが引き締まっている感じがしますウインク

上のデザインと対になるデザインが
有ると言うので作りました
<19>外灘
黄浦江を挟んで対岸の<外灘>の景色
「陸家嘴」と同じく“The上海”な「外灘」です
上の<陸家嘴>を彫ったサイズの石を
2つ分横に並べた大きさです

<20>八仙

“八仙”と言うのは日本における“七福神”にあたる
中国人なら誰でも知っている存在です
春節の掛軸や陶磁器に描かれ
様々な芸術のモチーフとなっています

民間人から仙人になり
道教の仙人のなかでも代表的な存在です
庶民に近い存在なので民間で広く親しまれ
幅広く信仰されています
頑張って修行を重ねれば
“誰でも仙人になれる”的な
憧れの存在というところでしょうか

八仙の持つ“神器”を“暗八仙”と呼ぶそうで
彼等の神通力を発揮するアイテムだとか

その“神器”も一緒にデザインされているので
とても華やかな仕上がりになりました音譜

左上から時計回りに
李铁拐…瓢箪
何仙姑…蓮の花
张果老…魚鼓(楽器の一種)
韩湘子…笛
蓝采和…花籠
吕洞宾…剣
曹国舅…玉板(宝玉製の板)
汉钟离…芭蕉扇

中央の「八仙全図」は
彫っている間は余りにデザインが細かくて
何を彫っているのかサッパリ分からぬまま
ひたすら彫っていましたてへぺろ

今回の作品で2年続いた
私の篆刻修行が終わるので
老師からは「“卒業制作作品”になったね」
と言われました 
細かな部分ばかりのこのデザイン
かなり集中して頑張って彫りあげたので
物凄い達成感が有りました照れ

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という事で作品のご紹介は
これが最後になります

私が跳ばしたデザインもまだまだ有ります
篆刻が気になる方は
お近くの篆刻を学んでいる方々に声掛けして
是非無心に石を彫る体験に
トライしてみて下さい


それではまたあじさい