8/3(木) オリックス vs 福岡ソフトバンク (@京セラドーム) | No Baseball No Life !! な女子大生のプロ野球戦評記 〜もし私が監督だったら〜

No Baseball No Life !! な女子大生のプロ野球戦評記 〜もし私が監督だったら〜

球場またはTV中継で観戦したプロ野球の公式戦に関して、自分なりの戦評をまとめた気まぐれな観戦日記。

この日は、久しぶりの生観戦!!野球

 

この試合は、両チームとも全得点がホームランによるものという、一発攻勢の応酬だった。

こんな試合はなかなか見られない。爆笑ルンルン

貴重な体験ができたと思う。キラキラ

 

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ソフトバンク

<工藤監督の采配が的中!>

この試合のソフトバンクの勝利は、工藤監督の采配が良かったからに他ならない。!!

 

内川の離脱後、スタメン出場を続けていた明石、今季目覚ましい台頭を見せ、レギュラーの座を掴みつつある上林が、ベンチスタート。

 

相手先発が左腕の山崎福也だったために、左打者の彼らをスタメンから外したということだろう。

その代わりにスタメン出場した、塚田、真砂がホームランを放った。キラキラ

 

結果的に工藤監督の采配が功を奏した形になった。拍手

 

また、先発・東浜が球数115球程度の時点で、走者を出し、降板させたあたりもいいタイミングだったと思う。グッ

実際、球威も落ちてきているようだったし、あのまま投げさせていれば試合の行方は分からなかったかもしれない。

その後登板した嘉弥真は安打を許したものの、続いて登板した森は絶体絶命のピンチをよく凌いだ。拍手

 

ただ、森にイニングまたぎをさせたのは失敗だった。

リードを保てたから良かったものの、普段1イニング程度しか投げない投手に、イニングまたぎはキツイだろう。

数日前、救援陣が連投に次ぐ連投で疲労が蓄積してしまっていることをサファテが指摘した。

その言葉を受けて、できるだけ救援陣を多く投入せずに済ませるために、イニングまたぎをさせたのだろうが、そこはまだ考えなければならないところである。!

 

しかし、この試合において、采配ミスというのはそこぐらい。

 

1番に今宮、3番・松田、4番・柳田、5番・デスパイネというクリーンアップも、上手く機能している。流れ星

打順の組み方も非常に上手い。ルンルン

 

素晴らしい采配だった。爆笑

 

<先発・東浜が11勝目!>

この試合の先発・東浜は、前回の登板で自身初めての二桁勝利を挙げた。キラキラ

 

先発ローテの座を勝ち取った昨季は、夏場以降に調子を落とし、二桁勝利にはわずか1勝届かなかった。

その調子を落とした夏場以降で、東浜の登板試合を3度、生で観たが、、

当時の東浜は、走者を出せば、牽制したり必要以上に間を取ったりと、テンポが極端に悪くなり、ことごとく失点してしまっていた。タラー

 

しかし、今年の東浜は違う。!

走者を出しても、極端にテンポを乱すことはなく、粘り強い投球ができている。キラキラ

この試合でもそうだった。

要所で、打者が手を出せない素晴らしいボールがあった。流れ星

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昨年の東浜の姿はもうない。!!

 

11勝を挙げ、チームの勝ち頭になっており、和田が不在で、千賀や武田も一時離脱し、満身創痍の先発陣をよく引っ張ってくれている。拍手

今年は、最も勝ちを計算できる投手になっている。星

 

これからさらに勝ち星を重ね、タイトルを獲得してもらいたいところだ。!

 

<厚い選手層&安定の守備>

この試合で、言及しなければならないのは、やはり若手野手陣の活躍である。星

 
ソフトバンクは今季、上林が活躍を見せているが、将来有望な若手は彼だけではない。!
2軍には、他球団ならば1軍でスタメンを勝ち取っていても不思議ではない選手が山のようにいる。
 
つい先日までそこにいたのが、この日ホームランを放った塚田と真砂である。
 
ようやく勝ち取った1軍でのスタメン出場で、結果を出せるというのが、その能力の高さ、精神的な強さを示している。音符
 
特に、真砂はそのホームランが、プロ入り初安打である。拍手キラキラ
 
そのホームランの弾道もいい角度で、速い打球で、この日の初回の柳田のホームランによく似ていた。びっくり
 
真砂は、1軍出場もなかった昨季から、走攻守そろった選手で注目されており、将来柳田のようになりそうな右打者だということで「ミギータ」の愛称を持つ。ニコ
 
この試合は守備でもいいプレーがあり、そう呼ばれる所以がわかったような気がした。
 
正直なところ、内川や川﨑の離脱で、チームの戦力が落ちてしまうのではないかという危惧があったが、そんな心配は無用だった。
1軍でも十分に活躍する技術や能力を持っている選手はまだまだいるのだなと、改めてソフトバンクの選手層の厚さを実感した。ラブ
 
ソフトバンクというと、強力打線にばかり目が向けられるが、守備の安定も魅力である。ルンルン
この試合も、記録には残らない好プレーが多々あった。グッ
内野陣はよくコミュニケーションが取れており、ベースカバーもスムーズに行われていた。
本当隙が無い守りが出来ている。キラキラ
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オリックス
<吉田正尚が大活躍>
この試合、オリックスに関しては、ほとんど見せ場がなかった。
チャンスすらなかなか作れず、ようやく作ったチャンスでもそれを上手く活かせない。
そのようなもどかしい展開が続いていた。
 
そんな試合の中で、唯一、目立っていたのが吉田正尚の活躍である。キラキラ
 
開幕後しばらく2軍暮らしだったものの、1軍復帰してからは活躍を続けている。
 
この試合も猛打賞。!!
 
初回の、先頭打者ホームランは圧巻だった。びっくり
打った瞬間、確実にスタンドインするなという弾道の、素晴らしい当たりだった。拍手
 
まだ大卒2年目の選手とは思えない。
パワーがあるだけでなく、打率も残せるという、その技術の高さはとてつもない。
これから間違いなく、オリックスを背負う存在になっていくだろう。!!
 
今後のさらなる活躍、成長が非常に楽しみである。キラキラ
 
<中島のホームラン>
中島の追撃のホームランも素晴らしかった。!
 
前の打席で、絶好のチャンスが回ってきたものの、併殺打という最悪の結果を残してしまっていた中島。
その悔しさを見事に晴らす一発となった。
 
どれだけビハインドの場面でも、絶対に諦めないという気持ちも伺えた。
 
試合前には、守備練習中にもかかわらず、サインを求める観客の声に応じ、自ら足を運びサインをする神対応も見られた。グッ
 
一流選手であっても、驕ることなく、サービス精神を忘れない素晴らしい選手なのだと感じた。キラキラ
 
<救援陣は奮闘>
先発・山崎福也は立ち上がりから、球威やキレがなく、不安定な投球内容。ガーン
案の定、一発攻勢に遭い、味方の好守に助けられる場面も多々あった。
 
そこで、山崎福也を早めに降板し、金田、黒木、ヘルメンを投入。
彼らが見事に強力ソフトバンク打線を抑えた。!!
 
中でも、金田には2回と2/3を投げさせていた。ロングリリーフである。
 
金田というと、もともと阪神にいたものの、オリックスから阪神へFA移籍した糸井の人的補償としてオリックスに入団した選手。
 
球団同士で勝手に取引され、急遽移籍が決まり、本人も動揺したことだろう。ハッ
 
本人がその移籍をどう感じているかはわからないが、個人的には良かったのではないかと思う。!
 
金田は、阪神に入団してから、ほとんど1軍で投げる機会はなく、人的補償として相手球団に選ばれないように守るプロテクトリストにすら入れてもらえなかったというのが事実。アセアセ
 
そんな彼にとっては、ビハインドの場面とは言え、1軍での登板機会を与えてもらえる今の状況というのは、かなりいい経験になっていることだろう。ルンルン
 
しかも、オリックスの福良監督は、若手の育成面において、かなり評価されており、チームが低迷しても契約を切られることはない名監督である。星
 
そんな監督の下で、そういう経験を積ませてもらえるというのは、阪神にいては絶対に無理なこと。!
この移籍を前向きに捉え、結果を残し、プロテクトリストから彼を外した阪神にその活躍を見せつけてやってほしい。炎
 
 
 
 
パ・リーグは、完全にAクラスとBクラスの差がすでに露呈し、現在4位のオリックスがAクラス入りするのは難しいだろう。タラー
それでも、福良監督の堅実野球と、若手選手の育成力を持ってすれば、いずれ優勝争いをするチームになる可能性は十分ある。
その足掛かりとなれるように、残りの試合も若手の育成をメインに考え、福良監督らしい采配を継続してもらいたい。!!