いつも気になるあの人やのに
気持ちとは裏腹に
自分からは何も出来ない
生まれついての優柔不断やから？
違う それだけや無い 女の子…やから
じっと待ってるのが女の子…でしょ？
今夜は早々と仮眠をとりに行った あの人
どうしよう 側に行きたい
でも 疲れてるんやろな 仮眠の邪魔はしたくない
でも 行きたい……側に行きたい
ガマン出来ない 今を逃したら もう何も出来ないかも知れない
もう待つのは…イヤ…
そっと覗いてみた
静かな あの人の寝息
ぐっすり眠ってるなぁ
やっぱりダメやわ
そっと眠らせてあげよう
でも少しだけ 寝顔を見ていたい
少しだけ
そう思ってベッドの足元に寄り添うように両手を預けて
あの人の顔を見ていたら 不覚にも眠ってしまった
どのくらい眠ってたのかな
サワサワと髪の毛を撫でられる感触で
ハッと目が覚めた
あっ…目の前に あの人の顔
…あの！…ご ごめんなさい
と言おうとした私の唇に あの人の唇が触れた
そして 有無を言わせず私の手を引き 私を横にすると
力強く抱きしめてくれた
いきなりだったけど 嬉しかった
そして
涙が…こぼれた
THE END
アハハ
こういうシチュエーションばかり よく想像してしまうんです
想像力だけは 豊かなんですけどね
イザとなったら何も出来ないへなちょこで情けない限りです。(⌒-⌒; )
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