NAD+の減少を補うためにNMNをサプリしましょうと長々と述べてきましたが、NAD+の減少に対抗する別角度からのアプローチがあることがわかってきました。



NAD+が加齢に伴い生体内で減少してしまう原因は、NMN合成酵素NAMPTの減少に加えて、「NAD+分解酵素CD38の増加」がありますよと述べられています。


NAD+の減少は細胞劣化を進めるだけでなく、DNA損傷の修復力低下やサーチュインの働きの低下も招き、人の老化を進めてしまう原因となります。


NMNの服用はこのNAD+の減少を、NAD+前駆体であるNMNの摂取で補いましょうと言うアプローチです。


では、NAD+分解酵素であるCD38の影響を減少させるアプローチは無いのかと言うと、これがアピゲニンの摂取となります。アピゲニンはCD38の働きを抑制してくれるのです。


アピゲニンは多くの植物に含まれる植物性フラボノイド(ポリフェノールの一種)で、特にカモミールやオリーブ、セロリ、パセリ、グアバなどに多く含まれると言われています。


人体内の老化細胞から周辺細胞に分泌される炎症性サイトカインに対して、免疫細胞であるマクロファージが増加し、炎症性サイトカインを捕食する際にCD38を発現させてしまいます。


これが加齢とともにCD38が増加してしまう原因です。原因が免疫反応である以上、発現を抑えることは有効とは言えませんので、増えてしまったCD38を抑制させるアプローチが必要となるわけですね。


アピゲニンを含む野菜やお茶を摂取すれば、アピゲニンを取り込むことができます。アピゲニンを含む食品はハーブ系など、独特な香りを持つものが多いので、こういった野菜やフルーツ、お茶などを積極的に摂取するのが良いでしょう。


わたしがおすすめしているマルチビタミン・ミネラルのTwo Per Dayにもアピゲニンが配合されています。今回調べて初めて発見したんですがねw 少量ですが、欲しいと思ったものが入ってたってのはうれしいですよね。



サプリメントもありますが、野菜をモリモリ食べた方が気分が良いですし、腸にも良いでしょう。モリモリゴクゴクで行きましょう。


ちなみにアピゲニンには自律神経を整えたり、鎮静する効果があるそうなので、寝る前などに少量のカモミールティー何ぞを飲むといいでしょうね。もちろんカフェインは含まれていませんので、安心してお試しください。


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地味だけど、やっぱり抗酸化物質がアンチエイジングには重要なんだなって再認識しますよね。ビール飲むよりお茶を飲め!ってことです。ストイックに生きる必要は全くありませんが、意識だけは持っておくべきでしょう。


ではでは。