お酒との付き合い方 お酒はやめたほうがいい…とはわかっているけど何とやら。



「酒は百薬の長」って言いますし、適度のお酒は血流良くなって身体にいいんじゃね?って私も思っていました。しかし2022年、お酒好きには残酷な論文が発表されました。しかもメタ分析で確度が高いです。結論は…


酒は少量でも心血管疾患のリスクを上げる。健康のためには一滴も飲まないのが正解。


無慈悲ですw 北の将軍様くらい無慈悲です。しかも飲めば飲むほど指数関数的に悪影響が出るとのこと。毎日習慣化して飲むなんてもってのほかだとか。



ハードボイルドといえば酒とタバコって時代がありましたが、今やタバコはテレビ界から追放されたような扱い。ドラマではごくたまに喫煙シーンが使われたりしますが、20年前は相棒の右京さんさえもドラマの中で普通にタバコ吸ってたんですからね。時代は変わるものです。


やがてお酒もそう言う扱いになっていくんでしょうか。酒が少量でも明らかに飲酒者の健康を損ねて医療保険制度維持のアキレス腱になることが明白になったら、世論は容赦なく製酒メーカーや飲酒者を叩くようになるでしょう。タバコで経験済みですし。


男性の約8割がタバコを吸っていた時代があったことを考えると、酒も同じ運命を辿る事があっても不思議はありません。まだまだ人の意識はそこまでいくことはないでしょうが、将来的にはそうなっても不思議はないでしょう。


今や健康であれば100歳まで普通に生きられる時代です。私も今年4月で60歳になりますが、まったくその実感がありません。後20年くらいは余裕で働けるイメージです。二世代前ですと60歳で定年して10数年の老後生活ってのが一般的なイメージでした。当時の60歳ってしっかりお爺さんってイメージでしたしね。でも今の60歳ってみんな若いじゃないですか。今や80歳までが現役で、その後20年ほどの老後があるってイメージになっていくんだろうなって思います。


そんな中で60代から70代くらいで早死に?する原因が癌や心血管疾患や腎臓病ってことになるんでしょう。タバコや食べ物、そしてお酒など口に入れるものは吟味すべきですし、運動や睡眠もしっかり見直して、長生きできる生活習慣を身につけて行きましょう。


私も高校生の頃は「ヨボヨボの爺さんになって長生きしたって意味がないじゃん」みたいなことを思っていましたが、60歳目前の今になって考えると「こりゃ90歳過ぎなきゃヨボヨボになんかならんぞ?」と思うわけです。うちの親父でさえも85歳まではピンピンしていましたし(今はヨボヨボですがw)。ヨボヨボになるまで後30年もあるんですよ。


この60歳からの30年をどう生きて、どう楽しむかってことをしっかり考えるべきなんでしょうね。年齢的にはちょっと油断すると一気に老け込むリスクがあることを理解して、健康で生きがいのある30年にするためにはどうすればいいか。年齢的にも今までのようにガムシャラに働く必要も無いでしょうし、適度に働いて適度に遊んで、結構自由を満喫できる30年になる気がするんですよね。今まで以上に趣味に没頭する時間も作れるでしょうし、これからさらにやりたいことが見つかるかもしれない。リア充爺さんを目指すのがこれからのトレンドとなるのかもしれません。


で、酒とどう向き合うか?です。やめてみてわかったんですが、結構あっさりやめられるものでした。まあ中毒ではなかったと言うことなんでしょうがね。個人差はあるんでしょうが、飲みたいと思うのは1週間程度で、そのあとは飲みたい願望は全く起こりません。ただし飲めば美味しいことは知っていますので、飲めばその美味しさを楽しめます。これはタバコをやめてもタバコを吸えばいつでも美味しいのと同じです。


ですから今後もお酒を飲む事もありますし、年数回はタバコを吸う事もあります。守るべきは続けてしまって中毒のような状態に戻らないことです。中毒で吸ったり飲んだりするのは自分の意志とは言えません。覚醒物質の禁断症状に突き動かされているだけです。お酒の場合はあんまり中毒感はないんですけどね。でも酔った勢いで飲み過ぎたりしますんで、アルコールは少量をふさわしい場面で楽しむ大人の嗜好品だと考えましょう。仲間とのワイワイ楽しむ時や素敵な女性との時間を楽しむときにはお酒はやっぱり必要じゃないですか。毎日当たり前のように晩酌するのを、当たり前じゃないんだと考えるところから始めてみましょう。


多くの人が禁酒してもまたお酒を飲み出してしまうのは、意志が弱いとかではなくて「禁酒の効果が明確に感じられない」からではないかと思うんですよ。そりゃ睡眠も改善するだろうし、肝臓の負担は軽減するでしょうけど、それって「まあなんとなく調子は良くなっているかも」くらいの体感しかないと思うんですよ。特に肝臓なんて沈黙の臓器ですし、酒を飲んだ時の高揚感や無敵感には到底勝てないと思います。だからまた飲んでしまう。やめてもあまり変わらないからそんなに体に悪くないと考えてしまうんです。ダイエットのためにやめたとしても、禁酒は糖分摂取を誘発するんで、誘惑に弱い人はなかなか痩せられないでしょうしね。


ですので「お酒をやめても劇的に体調が良くなるわけではないが、長いスパンで考えると禁酒の効果は大きい」ことを理解して決断するしかないと思います。お酒をやめれば肝臓は本来の働きを取り戻し、少しづつ体調を良化させます。また、アルコール摂取がなくなることで腸内環境が改善され、腸内フローラが復活して栄養状態の改善も進みます。血管の柔軟性も回復して、心血管疾患のリスクも軽減するでしょう。病気になってから「もっと長生きしたい!」と思っても手遅れです。想像力を働かせて先回りして対処する。それが合理的思考というものです。少しづつ酒量を少なくして、できればやめるくらいの気持ちで進めて行きましょう。


なんだかわかったようなわからないような話になりましたが、アルコールのお話は以上です。次項では①から⑤の項目のまとめみたいなものを書いてみようと思います。全体としてどう考えて、進めていくべきかとか、もっとシンプルな方法にできないかとか、考えられる問題点とかをお話ししようと思います。


そして最後に附則として私が摂っているサプリや、各成分の解説動画のリンク等をまとめてアップします。色々な商品があってどれを選べばいいかわからないという疑問を少しでも解消できればいいなと思います。


ではでは。